無電柱化の推進に貢献する角型エフレックス

防災や良好な景観を実現するために日本各地でケーブルの地中埋設化が進められている。従来無電柱化は幹線道路を中心に進められてきたが、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、対象が歩道にも拡大されてきている。しかし、都市部の歩道では、ケーブルを埋設する歩道下のスペースが限られていることや高い施工費のために無電柱化が進んでいない。

無電柱化された川崎街道(日野市高幡)(右)

景観、歩道の歩きやすさが改善されている(東京都建設局ホームページ)

低コスト化の切り札、大口径角型エフレックス

5サイズを品揃えした地中埋設用ケーブル保護管
「角型エフレックス」

古河電工は、2017年6月、地中埋設用ケーブル保護管「エフレックス®」(注)の新たなラインナップとして「角型エフレックス」を販売開始。2018年2月には大口径の2サイズを加えて全5サイズを品揃えした。

掘削部が少ない。曲り部に柔軟に対応

従来の多条多段配管。
断面円形の塩ビ管を管枕を使って固定し組み上げている。

低コスト化手法の検討はさまざまなされてきており、管を複数本地下に埋設し、その管にケーブルを通線して敷設する管路式が主流である。

断面が角型の「角型エフレックス」。
管枕が不要で直接段積みができる。

一方、断面が角型の「角型エフレックス」は管枕が不要で直接段積みができる。その分コンパクトに配管でき、掘削費などの施工費が削減される。また、「角型エフレックス」は、手作業で容易に曲げることができるため、曲り管が不要になる。さらに直接段積ができるため、管枕も不要となり、コンパクトな配管で掘削費など施工費の削減も可能となる。

角型エフレックスの優位点について、古河電気工業のAT・機能部品事業部門機能樹脂製品部の小澤聡は次のように語っている。
「交通量が多い道路では一晩に布設できる距離が限られているため、一般に5m程度の短尺管が使われます。短尺なので接続部が増え、接続の施工性、信頼性は大変重要なものとなってきます。例えば、角型エフレックスを切断したときの接続は、システム部材として提供している角型アクアフリーを用いて行います。接続所要時間はパッキンやネジを使うものに比べて約十分の一の30秒程度。工具も不要でお客様から大変喜ばれています。」

(注)地中埋設用ケーブル保護管「エフレックス」

地中埋設用ケーブル保護管は、地中埋設したケーブルを保護する管路材です。当社が国内で初めて開発した地中埋設用ケーブル保護管「エフレックス」は、断面丸型の樹脂製波付管であり、地中埋設に耐える強度を持ちながら、軽量で曲げやすく、施工性に優れており、1967年の発売開始から50年間の長きに渡って、小規模な電気工事から大規模な公共工事まで幅広く採用されています。

エフレックスはおかげさまで50周年