速く、とまらない
古河電工の
インフラレーザ®

インフラレーザ®は、古河電工が長年培った光ファイバレーザ技術をもとに開発したレーザクリーニングソリューションです。

独自の光学技術による施工スピードと、高温・屋外・衝撃を想定した現場タフネス、さらに安全な現場運用を支える機能を備え、鉄道・船舶・橋梁など厳しい条件の保守現場で安定して使えることを追求しています。

インフラレーザ® 1kW可搬式システム インフラレーザ® 2kW据置式システム
ABOUT INFRA LASER

お客様に選ばれる理由

インフラ保守の現場で本当に使えるレーザを目指し、基幹部品からシステムまで古河電工が設計・開発。「安全性」「施工スピード」「現場タフネス」の3つにこだわり、現場での使いやすさを追求しています。

01

安全性へのこだわり

他社品にはない複数の安全機能と現場運用を想定した設計により、意図しないレーザ照射を防止。

  • 照射条件を確認する安全機能対象物との距離を検知する安全機能を備え、意図しないレーザ照射を防止します。
  • 複数の安全機構を搭載距離センサ、トリガーロック、緊急停止ボタンを標準搭載。
  • 規格・指針を踏まえた設計JIS C 6802:2025(レーザ製品の安全-クラス分け及び要求事項)や厚生労働省による「レーザー光線による障害防止対策要綱」等の国内の安全規格・指針を踏まえて設計しています。
02

施工スピードへのこだわり

対象物に合わせた照射条件と安定した長時間の連続運転により、除去作業から養生・清掃まで含めた施工工程全体の短縮に貢献します。

  • 現場条件に合わせて施工条件を最適化対象材や塗膜の状態に応じて照射条件を調整し、施工速度と品質を両立します。
  • 長時間の連続施工に対応レーザ内部の発熱を考慮した冷却・放熱設計により、施工途中の停止を抑えます。
  • 独自の光学技術で効率よく除去kWクラスの出力に加え、古河電工が長年培った独自の光学技術により、錆や塗膜を効率的に処理します。
03

現場タフネスへのこだわり

高温・屋外・衝撃を想定した設計と各種耐久評価により、厳しいインフラ保守現場でもとまりにくく、壊れにくい性能を追求しています。

  • 高温環境を想定した放熱設計外気温が上がる屋外施工でも安定して稼働できるよう、レーザ内部の発熱を考慮した冷却設計を行っています。
  • 現場での衝撃・落下を想定持ち運びや施工中の取り扱いを想定し、ヘッド部の耐久性を自社で評価しています。
  • 屋外使用を想定した設計防塵・防水性能や腐食対策を施し、インフラ修繕現場での使用を想定しています。

他社との違い

同じレーザでも、技術・製造方法・サポートで仕上がりは変わります。

インフラレーザ®
CW+独自光学技術
他社のレーザクリーナー
パルス方式 CW方式
母材への熱影響独自の光学技術により熱影響低減に配慮。減肉・溶融が生じにくいピークパワーによっては減肉が生じやすい連続動作により溶融が生じやすい
表面の状態表面酸化や塗膜残留を抑制表面酸化、減肉による粗度変化がみられる可能性あり表面酸化、溶融による粗度変化がみられる可能性あり
金属組織組織の変化が見られない表面溶融や過入熱により金属組織が変化する可能性あり表面溶融や過入熱により金属組織が変化する可能性あり
処理速度(2kW)約3.6 m²/h(約2〜3倍)—約1.3 m²/h
安全機構JIS等規格に則った安全設計。距離センサー+ガイド光を標準搭載—
生産・開発体制基幹部品を自社で設計・開発。品質保証・保守も国内海外メーカー製品の輸入販売が中心の例が多い
導入後のサポートラボ・出張デモ・安全教育・保守まで一貫販売代理店経由が中心の例が多い

当社側の評価は、外観・断面観察、ビッカース硬さ試験、EPMA残留元素マッピング(いずれも2kW・エポキシ系塗料/SS400)に基づく結果です。他社欄は方式の一般的な傾向を示したもので、機器・条件により異なります。

技術論文 インフラ構造物向け表面処理ソリューション「インフラレーザ®」の社会実装に向けた取り組み 古河電工時報 第145号古河電工公式サイト・別ウィンドウで開きます 技術論文 インフラ構造物修繕に向けた「インフラレーザ®」システムとレーザブラスト法の開発 古河電工時報 第143号(PDF・1.3MB)古河電工公式サイト・別ウィンドウで開きます
ABOUT LASER CLEANING

レーザクリーニングとは?

錆や汚れを落とすためのレーザを使った新しい表面処理工法です

ボルトの錆除去狭隘部でも母材を削らずに錆だけを飛ばす
平板のグリス除去薬品を使わず油分を分解・除去する
鋼板の錆除去研削材を使わず錆だけを取り除く
鋼板の塗膜除去薬品を使わず塗膜を剥がす

レーザは従来工法と比較して
さまざまなメリットがあります。

研削材・薬品を使わないため、産業廃棄物を大幅に削減。
除去した塗膜・錆は昇華し、集塵機で捕集可能。

レーザ サンド・水ブラスト 機械工具 薬品
環境 産業廃棄物 ほぼなし 大量 切削粉 廃液処理
粉塵・濁水 粉塵が発生(集塵機で捕集) 発生する 切削粉が飛散 廃液が出る
人 騒音 65dB程度 80dB超 80dB超 小
反動・振動 ほぼなし 反動大 振動大 なし
人体への配慮 レーザ・粉塵対策用保護具 粉塵対策 振動障害の対策 薬品曝露・換気
費用 ランニングコスト 電気代のみ 研削材の購入・処分 刃・工具の消耗 薬剤の購入・処分
前後工程 養生・清掃を削減 養生・集砂・清掃 清掃 中和・洗浄・廃液処理

研削材の使用量はサンド・水ブラストで約50kg/m²。サンド・水ブラストは80dB超のため騒音規制区域内では作業できません。従来工法の各欄は工法の一般的な傾向を示したもので、機器・条件により異なります。

レーザは幅広い活用が可能です

WHERE

業界

鉄道鉄道
船舶船舶
橋梁・鉄塔橋梁・鉄塔
プラント・タンクプラント・タンク
工場・製造工場・製造
港湾港湾
配管設備配管設備
搬送設備搬送設備
鉄道鉄道
船舶船舶
橋梁・鉄塔橋梁・鉄塔
プラント・タンクプラント・タンク
工場・製造工場・製造
港湾港湾
配管設備配管設備
搬送設備搬送設備
MATERIAL

素材

鉄・鋼材鉄・鋼材
ステンレスステンレス
アルミアルミ
亜鉛めっき亜鉛めっき
銅板銅板
真鍮真鍮
鋳鉄鋳鉄
鉄・鋼材鉄・鋼材
ステンレスステンレス
アルミアルミ
亜鉛めっき亜鉛めっき
銅板銅板
真鍮真鍮
鋳鉄鋳鉄
TARGET

対象

錆錆
塗膜塗膜
黒皮・酸化スケール黒皮・酸化スケール
溶接焼け溶接焼け
塩分塩分
グリス・油分グリス・油分
金型の付着物金型の付着物
ボルト・狭隘部ボルト・狭隘部
錆錆
塗膜塗膜
黒皮・酸化スケール黒皮・酸化スケール
溶接焼け溶接焼け
塩分塩分
グリス・油分グリス・油分
金型の付着物金型の付着物
ボルト・狭隘部ボルト・狭隘部

レーザが活用できるか相談する

対象物ごとの可否は、ラボ実験・出張デモで実際にお確かめいただけます。
「これは落とせるか」という段階からご相談ください。

相談する →
PRODUCTS

製品・サービス紹介

小型・軽量で屋外での作業性に優れた1kW可搬式と、施工速度に優れる2kW据置式をご用意。ロボットによる自動化や稼働の見える化などの付加サービスもご提供します。

インフラレーザ® 1kW可搬式システム
PORTABLE SYSTEM 可搬式(1kW)

本体約55kg・空冷。屋外の塩害地域でも使え、クレーン吊昇降も可能な可搬性。

インフラレーザ® 2kW据置式システム
STATIONARY SYSTEM 据置式(2kW)

光出力2kW・水冷。8時間連続作業が可能で施工速度に優れる。

自動化やDX化などの付加サービスも
あわせてご提供しています。

01

自動機システム(ロボット)

反力のないレーザはロボットとの相性がよく、錆取り・塗膜除去そのものを自動化できます。省人化と品質の安定を同時に実現し、設備ラインへの組み込みまでご支援します。

構成・仕様は、対象物・タクトタイム・設置環境に合わせて個別に設計します。

稼働ダッシュボード
今月の稼働率0%
累計施工面積0m²
連携台数0台
7月
8月
9月
10月
11月
12月
02

インフラレーザ®・クラウドサービス(インフラレーザ®+DX)

LTE通信で施工データを収集し、稼働状況をダッシュボードで見える化。設定の遠隔共有と異常検知の通知まで、導入後の運用をまるごと支えます。

保守契約者限定。掲載の画面・数値はサンプルであり、実際のダッシュボードとは異なります。

導入前から導入後まで
安心してお使いいただけるようにサポートします。

導入前

まず試して、効果を確かめていただくための仕組みです。

  • インフラレーザ®ラボ千葉県市原市の共創拠点。実際の対象物を持ち込んで実験・条件出しができます。
  • 出張デモ出張実験車両で全国に対応。北海道から沖縄まで現地デモの実績があります。
  • 分析・評価サポート素材・金属に対する知見を活かし、XRD・GCMS・SEM-EDS・EPMAによる自社分析で、品質評価やデータ取得まで支援します。
  • レンタルでの現場検証1か月単位のレンタルで、本格導入の前に現場で検証いただけます。

導入後

保守契約により、運用中のコストとリスクを抑えます。

  • サポート機の無償貸出代替機をお貸しし、お客様の作業停止時間を最小限にします。
  • 故障時の作業費用を無償対応故障時の作業費用を1回無償で対応します。
  • 国内2拠点からの全国サポート千葉・愛知の2拠点から全国の現場に対応します。
  • 年次点検年1回の点検で装置の状態を確認し、安定した稼働を維持します。

上記は保守契約締結時のサービス内容です。無償となる範囲には条件があります。現地への出張作業をともなう場合の移動費・交通費・宿泊費、修理にかかる部材費は別途申し受けます。適用範囲や費用などの詳細な条件は、担当営業より別途ご説明いたします。稼働監視(DX機能)も保守契約の特典としてご利用いただけます。

インフラレーザ®導入の流れ

導入前の検証から導入後のサポートまで、レーザ専門技術者が伴走します。

  1. お問い合わせ・ヒアリング

    対象物・現場条件・課題をお伺いし、最適な機種と施工条件の仮説を立てます。

  2. ラボ実験・出張デモ

    共創拠点「インフラレーザ®ラボ」(千葉県市原市)または出張実験車両(北海道〜沖縄実績)で、実際の対象物を使って条件出しを行います。

  3. レンタルで現場検証

    1か月単位のレンタルで本格導入前に検証。レーザ設定や周辺環境の構築も専門技術者が支援します。

  4. 導入(販売・レンタル)

    機種を確定し導入。導入時にはレーザ安全教育を実施し、安全な運用体制づくりを支援します。

  5. 運用・保守サポート

    カスタマーサポートセンターによる保守に加え、DX機能で稼働を見守り。異常時もいち早くサポートします。

ABOUT US

古河電工で培った
レーザのノウハウで
社会貢献します。

日本のインフラはこれから一斉に高齢期を迎え、メンテナンスが必要になります。

一方で、それらの整備を担う労働者は少子高齢化によって減少しており、インフラ維持は日本にとっての重要課題になっています。

安全・安心なインフラを続けていくためには?
インフラレーザ®は、この課題に応えるために生まれました。

建設後50年を超えるインフラの割合2030年3月見込み

道路橋
約54%道路橋
港湾施設
約44%港湾施設
河川管理施設
約42%河川管理施設
トンネル
約35%トンネル

出典:国土交通省「社会資本の老朽化の現状と将来」(同省ウェブサイト、2026年7月31日閲覧)

古河電工、フォトニクスの歩み

1884年の創業から140年。電線から光ファイバ、産業用ファイバレーザへ。
この技術の連なりの先に、インフラレーザ®は生まれました。

  1. 1884年〜

    創業、黎明期

    創業時の社屋
    電気銅線製造の開始
    • 1884年伸銅品と電線のメーカーとして創業
    • 1897年電気銅線製造を開始
  2. 1900年代〜

    日本の社会インフラ整備に貢献

    海底電線の敷設
    東京タワー
    • 1915年海底電線を製造
    • 1958年東京タワーにアンテナ・給電線を設置
  3. 1970年代〜

    光ファイバの草創期

    光ファイバ通信インフラの整備
    • 1974年世界初の光ファイバケーブルのフィールド試験に成功
    • 1975年〜電電公社(現NTT)を中心に、電線3社と光ファイバ共同研究を組織
    • 1984年〜光ファイバが通信インフラとして普及
  4. 1990年代〜

    光ファイバ通信技術の飛躍的進歩

    機能性光ファイバ
    ダブルクラッドファイバ
    光源用の半導体レーザ
    • 長距離通信の実現に向け、機能性光ファイバ・光増幅器・光源用の半導体レーザなどを開発
  5. 2000年代〜

    産業用ファイバレーザへの参入

    高出力ファイバレーザ
    • 通信技術を結集し、高出力ファイバレーザを開発・製品化
    • 基幹部品を古河電工で開発・製造
    • 日本品質にこだわったファイバレーザ
  6. 現在

    インフラレーザ®の製品化

    インフラレーザ® 1kW可搬式システム
    • 産業用レーザで培った技術を応用し、インフラ構造物向け表面処理ソリューション事業の新ブランドとして立ち上げ
FAQ

よくある質問

A

どんな対象物・塗料に使えますか?

鉄道・防衛・電力・通信・放送・橋梁・タンク・プラント・船舶・金型など、幅広い分野の対象物に対応。水性塗料・エポキシ系・フッ素系(C5系)・ジンクリッチプライマー・ガラスフレーク・タールエポ塗装、黒皮や酸化スケールの除去など、多様な塗料・対象に実績があります。対象物ごとに最適な条件を専門技術者がご提案します。

A

安全対策はどうなっていますか?

距離センサーにより適正距離範囲内のみ照射し、範囲外では自動でOFFになります。緑色/赤色ガイド光で光路を目視でき、セーフティトリガー・キースイッチ等の複数の安全機構を搭載しています。作業時は所定の保護具(保護ゴーグル・革手袋・長袖長ズボン)の着用をお願いします。

実際の作業では所定の保護具の着用と管理区域の設定をお願いします。

A

騒音や振動、産業廃棄物はどうですか?

騒音は65dB程度・振動はほぼなしで、ブラスト工法(研削材50kg/m²・80dB超)と異なり騒音規制区域でも作業しやすいのが特長です。塗装・錆は昇華するため産業廃棄物を大幅に削減でき、基本的に必要なのは電気代のみです。

A

可搬式・据置式・自動機、どれを選べばよいですか?

現場への持ち込みやすさを重視するなら1kW可搬式(約55kg・空冷)、高出力・高速施工なら2kW据置式(水冷・8時間連続)、省人化・自動化なら自動機システムがおすすめです。用途・ご要望に合わせて適切な機種を選定・推奨します。

A

導入前に試すことはできますか?

1か月単位のレンタルで本格導入前の検証が可能です。共創拠点「インフラレーザ®ラボ」(千葉県市原市)での実験や、出張実験車両による現地デモ(北海道〜沖縄まで実績)にも対応します。

A

協会への加入や資格認定制度はありますか?

レーザクリーニングに関する協会への加入や、独自の資格認定制度は、現時点ではあえて設けていません。今後、複数の協会に加入したり、認定制度を設けたりする可能性はあります。現在は、当社技術員による適切なレーザ安全教育と、機械側の安全設計の両面で、施工品質と安全性を担保しています。なお、レーザクリーナーの操作に、法令で定められた国家資格・公的免許制度はありません。インフラレーザ®では、導入時の安全教育や運用サポートを通じて、安全な運用体制づくりを支援します。

A

鉛やPCBを含む塗膜にも対応できますか?

有害物質を含む塗膜への対応も進めています。集塵用のヘッドは現在開発中で、対象物や現場の条件に応じて必要な安全対策を講じたうえで対応していく方針です。実際に施工できるかどうかは条件によって変わりますので、対象物の状態と現場条件をお知らせのうえ個別にご相談ください。

A

沿岸部など塩害環境の構造物にも使えますか?

対応します。付着した塩分の除去に加え、錆・塗膜の除去にもご利用いただけます。機器側も、本体の外装やフレームなどの機構部品に腐食対策と防水仕様を施しているため、造船所など塩害が発生する地域でも長期的に屋外で利用できます。

まずは実機で、お確かめください。

カタログ請求 →お問い合わせ →