見て、触れて、未来の選択肢を広げる。
横浜事業所Fun Labで技術体感 ~リコチャレ2026~

女子中高生・女子学生の皆さんが理工系分野に興味・関心を持ち、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援するため、内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組み「理工チャレンジ」、通称「リコチャレ」。
古河電工もこの活動に賛同し、2022年度から企業体験イベントを開催しています。2026年度は、「より多くの技術を体験してもらいたい」という思いから、初めて横浜事業所のオープンイノベーション拠点「Fun Lab」で開催しました。会社紹介に加え、Fun Labでの技術体感、若手女性技術系社員による仕事紹介と交流会を実施。7月31日、午前・午後の2回にわたり、中高生と保護者の皆さんにご参加いただきました。

「おっ!すごい!不思議!」から、理工系への興味を育てたい

メーカーである古河電工にとって、社会インフラを支える技術の「つづく」をつくることは大きなミッションの一つです。また、多様な人材が活躍する組織づくりの観点から、将来の女性エンジニアを育むことも重要だと考えています。そこで、学生の理工系への進路選択の可能性を広げるというリコチャレの趣旨に賛同し、2022年度から企業体験イベントを継続しています。

2026年度の会場に選んだのは、横浜事業所にあるFun Lab。古河電工の幅広い技術を一度に紹介できるこの施設で、参加者にできるだけ多くの実物やデモンストレーションに触れてもらい、技術やものづくりをより身近に感じてもらうことを目指しました。

人事部グローバル人事課 平戸康貴課長
「『おっ、すごい!不思議!なんでだろう?』という好奇心を大切に、楽しみながら体験して、少しでも興味を引くものを持ち帰っていただきたい」と参加者に語りかけました

身近な暮らしを支える古河電工の仕事を知る

はじめに、人事部人材採用課の佐藤巧望さんから、古河電工について紹介しました。 古河電工は、一般の消費者ではなく企業を主なお客様とするBtoBメーカーです。そのため社名や製品を目にする機会は多くありませんが、電力や通信インフラ、自動車、スマートフォン、鉄道など、私たちの身近な暮らしのさまざまな場面で古河電工の技術が活躍しています。
参加者にはクイズを交えながら、光ファイバや電力ケーブルをはじめとする製品と、その技術が社会をどのように支えているかを紹介しました。髪の毛ほどの細さの光ファイバが大容量の情報を遠くまで届けること、電力ケーブルが発電所と街をつないでいることなどを知り、普段は見えにくいBtoB企業の役割を具体的にイメージしてもらいました。

クイズを交えた会社紹介の様子。身近な製品や社会インフラのどこに古河電工の技術が使われているかを考えました

Fun Labで、古河電工の技術を見て・触れて・体感

会社紹介に続いて、Fun Labの見学ツアーへ。Fun Labは、来場者との「共知」「共感」「共創」を通じてオープンイノベーションを生み出す拠点として、2016年に開設しました。古河電工が培ってきたコア技術を強みに、データセンタ、エネルギー、モビリティなどの領域ごとに展開する製品や技術を展示しています。
参加者の皆さんには、説明を聞くだけでなく、展示物に触れたり、技術の原理を確かめたりしながら見学していただきました。

Fun Lab見学ツアーの様子。説明を聞きながら製品を間近で見学してもらいました

液体窒素を用いた超電導のデモンストレーションでは、極低温で起こる不思議な現象を間近で観察。そのほか熱を速く伝達する放熱・冷却部品(ヒートパイプ)をはじめ、社会や暮らしを支えるさまざまな技術を紹介しました。

液体窒素を使った超電導のデモンストレーション。不思議な現象に、参加者の視線が集まりました

事後アンケートでは、最も印象に残ったプログラムとしてFun Lab見学を挙げる声が多く、「体験が多くて面白かった」「実際に体験することで、より興味が湧いた」「古河電工の製品が自分たちの生活にどう生かされているかが分かった」「液体窒素を使ったデモンストレーションや各技術の説明が興味深かった」といった感想が寄せられました。

ヒートパイプと通常の銅の棒を持ち、熱が伝わる速さを比べる体験。熱いお湯に入れた途端、ヒートパイプの方が熱くなるその速さに、皆さん驚きの表情でした

進路に迷っても大丈夫。女性技術系社員のリアルな経験を聞く

Fun Lab見学後は、女性技術系社員による仕事紹介と交流会を行いました。登壇したのは、先端技術研究所メタル技術開発部材料応用開発課の藤田真由さんと、ソーシャルデザイン統括部門レーザ応用事業部レーザ応用2部設計開発課の佐野純佳さんです。

入社4年目の藤田さんは、家電やAIの進化を支えるめっき材の研究開発を担当しています。高校時代に物理の面白さに目覚め、大学のオープンキャンパスをきっかけに材料系の学科へ進学。工場見学で、ものづくりの規模の大きさに圧倒されたことから、幅広い分野の人と一緒に材料を開発したいと古河電工を志望しました。自分で取得したデータや立てた仮説が正しく、先輩やお客様に納得してもらえたときに、仕事のやりがいを感じると話しました。

先端技術研究所メタル技術開発部材料応用開発課 藤田真由さん。めっき材の研究開発と、材料系へ進んだきっかけを紹介しました

入社6年目の佐野さんは、入社以来レーザ分野に携わり、現在はさび取りや塗膜除去などに用いるレーザ加工ヘッドの開発を担当しています。中学時代は苦手だった数学も、高校でパズルを解くような面白さに気づいて得意科目に。大学では物理を学び、「研究×ものづくり×社会インフラ」を軸に就職活動をした結果、古河電工へ入社しました。自分が開発した製品をお客様に納品できたときや、開発課題を解決できたときに達成感があるといいます。

ソーシャルデザイン統括部門レーザ応用事業部レーザ応用2部設計開発課 佐野純佳さん。レーザ加工ヘッドの開発と、進路選択の歩みを紹介しました

交流会では、「学校で学んだことで仕事に役立っていることは?」「学部・学科はどのように選んだ?」「研究の仕事はハードワーク?」「社会人になってからも勉強するの?」など、参加者からさまざまな質問が寄せられました。
二人は、中学・高校では幅広く学ぶことがその後の土台になること、論文や特許を読み解くためには理系科目だけでなく国語や英語も大切であること、会社に入ってからも担当分野を理解するための勉強が続くことを率直に紹介しました。また、「理系に興味を持ったら、気になる大学や学科のオープンキャンパスに行ってみると良い」「早い段階で一つに決め切らず、身近なことに興味を持ち、いろいろな人とのコミュニケーションを楽しんで」とアドバイスしました。

女性社員との交流会。学生時代の経験から仕事のやりがいまで、参加者の質問に一つひとつ答えました

技術との出会いを、未来の選択肢を広げるきっかけに

リコチャレ2026に参加した皆さんからは、「知らない技術を知ることができた」「表からは見えない部分で、古河電工の製品が生活を支えていることに驚いた」「こんな研究や分野があるのだと視野が広がった」「これからはさまざまな分野にアンテナを広げ、自分の幅を広げていきたい」といった感想をいただきました。
理工系と一口に言っても、その先には多様な学問や仕事があります。今回のイベントで見た技術、触れた製品、社員から聞いた経験の一つひとつが、参加者の皆さんにとって新たな興味を見つけ、将来の選択肢を広げるきっかけになれば幸いです。
古河電工はこれからも、明るい未来へと「つづく」をつくる若い世代を応援します!

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