カタログスペックの次に見るべきこと
出力や重量といった数値は、機種を絞り込む入口にはなります。ただしそこで決まるわけではありません。
要点は、自社の対象物と付着物に合う施工条件が出せるかどうかです。同じ出力でも、対象材の種類・厚み・状態、付着しているものが錆か塗膜かグリスかによって、必要な条件は変わります。カタログの数値だけでは、この答えは出ません。
インフラレーザ®では、条件を確かめながら段階的に進める4つのステップをご用意しています。
ステップ1 インフラレーザ®ラボで実際のワークを試す
千葉県市原市の共創拠点に対象物をお持ち込みいただき、最初の加工条件をつくる段階です。ラボには複数の機種があり、機種を変えながら試験できます。
確認すること
対象物・付着物の材質、厚み、状態を確認します。品質と処理速度を両立する条件を探索します。
実施すること
照射前後の状態を比較します。必要に応じて古河電工の社内機関で評価を実施します(有償)。現場検証へ進むための機種を選定します。
ステップ2 自社の現場で確かめる
出張デモや1か月単位のレンタルで、実際の現場環境に合うかを確認する段階です。ラボで出た条件が、自社の現場でもそのまま使えるとは限りません。
環境を確認する
設置スペース、電源、エアを確認します。作業スペースまでの運搬方法もあわせて確かめます。
作業を確認する
実作業での操作性、作業者の負担、処理速度を測定します。照射を体験いただくこともできます。
ステップ3 導入時のセッティングと条件出し
技術者が立ち会い、再現できる条件を確定して、安全に運用できる状態でお引き渡しします。
- 装置・加工ヘッド・周辺機器を、現場の条件に合わせて設定します
- 標準の加工条件を設定し、条件の調整方法をレクチャーします
- 加工品質の確認方法と、異常が出たときの対応を共有します
- 使用者と管理者、それぞれへレーザ安全教育を実施します
ステップ4 導入後も条件を残して稼働を見守る
加工条件と保守情報を引き継げる運用を構築します。担当者が変わっても、そのときの条件が残っていることが大切です。
- 加工条件は3つまで保存できます
- 稼働管理システムで、装置の状態と利用状況を把握できます(このオプションを外すこともできます)
- 定期点検を実施し、不具合が生じた際には修理対応いたします
- 担当者の変更や人員の増加に合わせて、あらためて安全教育と取扱説明を行います