いすゞ ELF EVに高電圧ジャンクションボックスが採用
~ 自動車の電動化を支える部品開発でCO2削減に貢献 ~
2023年8月23日
古河電気工業株式会社
古河AS株式会社
- いすゞ ELF EVに高電圧ハーネス、変換ボックス、高電圧ジャンクションボックスが採用
- 車両に搭載されるバッテリーパック数のバリエーションに対応するため、複数のラインナップを展開
- 環境に優しい自動車部品開発を通じ、EVの普及促進と2050年のカーボンニュートラル実現に貢献
背景
内容
高電圧ジャンクションボックスの特長
1:大電流化に伴う発熱を考慮した省スペース設計を確立しました。
大電流の通電に伴う構成部品の発熱に対し、熱シミュレーションを用いて熱の発生状況を可視化し、内部構成部品を最適に配置することで、熱的な要件を満足させました。また、内部回路にはバスバー(注7)以外に電線で接続するハーネス構造を採用し、当社ハーネス開発で培った技術により最適な通電形態を選択しています。これにより、発熱量が同等以下の当社従来品と比較して、内部構成部品の積載率を20%向上(小型化を実現)させました。
2:バッテリーパック数の違いに対応可能な複数ラインナップを展開しました。
ユーザが求める航続距離に応じた多様なバッテリーパック設定に対応するため、4種類の高電圧ジャンクションボックスのラインナップを設定しました。構成部品の共通化や金属筐体の加工違い対応により、金型の共用などを行うことでコストダウンを図るとともに、顧客要求に柔軟に対応しました。
3:製造方法を従来から見直し、カーボンニュートラル実現へ貢献しています。
本製品の金属筐体製造に採用したアルミダイカスト工法は、通常のアルミインゴットからの溶解ではなく、材料メーカから直接溶けたアルミを搬入・鋳造しています。インゴットから溶解する従来の工法と比較して、CO2排出量を約40%抑制する効果があります。
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注 1BEV: Battery Electric Vehicle.バッテリー式電気自動車。
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注 2変換ボックス:駆動用モータに電力を伝送するための電線間を接続する機能を有する電気接続箱。
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注 3バッテリーパック:EVの電源であるリチウムイオンバッテリーを複数纏めて、一つのパッケージに収納した物。
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注 4インバータ:バッテリーから供給される直流電力を、モータを駆動する交流電力に変換し、交流の周波数や電圧を調整してモータの回転数やトルクを制御する装置。
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注 5バッテリーコントロールユニット:EVの電源であるリチウムイオンバッテリーの充放電状況を管理するユニット。
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注 6インターロック回路:通電される電圧が数百Vと高電圧なため、整備作業者の安全を鑑み、コネクターの脱着が行われた際には、その情報が信号としてコントロールユニットに伝わり、電源を切断する仕組みが搭載されている。この信号を伝達する回路。
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注 7バスバー:大電流を伝送するための導体部品。材料としては主に銅が使われており、プレス加工で条材を打ち抜いたり、曲げたりすることで所望の形状にして使用する。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
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